ハァハァ・・・
もうお兄ちゃん追ってこないよね・・・。 |
今日ばっかりは
どんなに止められたって
言う事聞くわけにはいかないよ・・・。 |
お兄ちゃんは
子供の頃からずっとボクの近くにいて、
ボクのことを守ってくれた。 |
ボクもそれが
普通のことなんだって・・・。 |
お兄ちゃんや
お兄ちゃんの友だちが
いつも遊んでくれてたし、 |
ボクも高校に入って
すににバイトをはじめてたし、 |
| さびしくなんてなかった・・・。 |
でも、心のどこかで、
みんなと同じ高校生活っていうのに
憧れがあったのかもしれない・・・。 |
それを紛らわすために
一生懸命バイトしてた・・・。 |
もちろん家計のこともあったし、
身体を動かすのは楽しかったけど・・・。 |
そんなことを思うようになったのも、
彼(もしくは名前+くん)に会ったからかな。 |
・・・お兄ちゃんが
この街の総番長だって知った時、
彼ってば本当にビックリしてたよね。 |
でも、
ボクがその妹だって知った時のほうが
ビックリしてたかな。 |
| エヘヘ。 |
・・・おかしいなぁ。
こんなに緊張するの、 |
ボク、
生まれてはじめてだよ・・・。 |
| (名前)『い、一文字さん・・・』 |
『あ、来てくれたんだ。
ありがとう。
忙しかったでしょ、ごめんね。 |
『実は、
ちょっと話しておきたいことが
あってさ・・・。 |
| 『聞いてくれるかな・・・。 |